新・北斎展 初めての日本画レポート~おススメ

北斎

新・北斎展 初めての日本画レポート~おススメ

 

こんばんわ、絵画レポートは約・・・1年ぶりですね。

今回は現在、六本木森アーツセンターギャラリーで開催中の

「新・北斎展」を見に行ってきました。

 

 

 

【開催概要】

・名称  「新・北斎展」

・会期  「2019年1月17日~3月24日」

・開館時間

「10:00~20:00」 ※火曜は17時まで

・休館日

「1月29日、2月191日、2月20日、3月5日」

・会場    「森アーツセンターギャラリー」

 

 

 

 

 

葛飾北斎といえば、さすがに名前を聞いたことがない人はいないんじゃないかと

いう日本浮世絵界のビッグネーム

しかし私は北斎どころか、浮世絵というものすら生では見たことがなかったので

ちょっとわくわく。

 

 

会場はいわゆる六本木ヒルズの中にあります。

この森アーツセンターギャラリーは夜遅くまでやっていて駅からも近いし、

何よりヒルズの中なのでキレイでいいですね。

 

 

ただ、経験則ですが、都内の美術館は開館直後はお年寄りで混み合います

このすぐ近くにある国立新美術館なんかもそうですね。

 

逆に5時をすぎるとスーツ姿の方でどんどん混んできます。

日によっては7時や7時半からどんどん人が入ってくることも。

 

 

しかしそもそも今回の森アーツセンターギャラリーや国立新美術館、上野の東京美術館などの

規模の会場ではどんなにさっさとまわっても40分~1時間くらいは必要だと思うので、

出来たら7時までには入館したほうがいいですね。

 

北斎

六本木ヒルズ52階へ

 

まずは六本木ヒルズの2階、森アーツセンター2階で受付を済ませます。

展示によってはここもすごく混んでいる時があるので

事前にコンビニなどでチケットを買っていくほうがいいと思います。

チケットを買っていっても本チケットと引き換えないといけないのが

ここの難点ですが、引き換えくらいであれば割とすんなりと進むことができます。

 

 

さっきからなぜこんなに「並ぶ」「混む」を警戒しているかというと、

一つは私が待つのが割と苦手なタイプであるという個人的な理由と、

もう一つ、都内の美術館は混むときはほんとに半端なく混むんです。

展示によっては全く動けない、絵の前が人だかりでみれないなんてこともありますよ。

具合が悪くなって途中体館せざるを得なくなった人なんてのもいたり。

 

 

当たり前の話ですが、美術館はできるだけ自分のペースで見るほうがいいです。

 

どうしても好みの絵や興味のない絵などはありますのでじっくりみたり、ほぼ素通りするなど絵によってかかる時間は変わってしまうと思います。

多くの方はお連れの方と行くと思いますがそれでも会場内くらいはマイペースにまわったほうが楽しめると思います。

 

ところが、混みすぎているとベルトコンベアーのように一定に進むだけになってしまうので

出口まで流れているだけになっちゃうんですよね。

 

 

まぁそうは言ってもどうしてもすいている時間帯には行けないという方もいると思いますが、

 

せめてツイッターは見てやってください。

 

 

例えば今回なら「北斎展」で検索するとそれ専用アカウントが、現在の混み状況を

教えてくれます

この方法は他のどの展示会でも有効です。

 

 

「この時間しか無理!」という多忙な方は見ても仕方ないのですがないよりはいいかもですね。

できるだけスムーズにいきましょう。

私もこの日はツイッターで混み状況を見ながら行ってきました。

 

 

 

 

 

さて、今回の展示は葛飾北斎のデビューから最晩年期までの作品を時系列にそって展示してあります。

 

 

 

まず、春朗期

 

浮世絵師というのは名前を継いだり改名したりするのはめずらしいことではないみたいですね。

この春朗というのは北斎が20歳でデビューした時の名です。

若干20歳という年齢ですが、一目みてわかる通りこの時すでに私たちが「あ、見たことある!」となる、あの北斎の画風が見て取れます。

 

 

残念ながら撮影はできなかったのですが、とにかく仕事が細かいですね・・・。

 

私はヨーロッパの絵をよく見にいく人間なのですが、西洋とはまた違った「書き込む細やかさ」を見ることができると思います。

 

詳しくはぜひ会場で・・・。

 

 

 

春朗期を経たあと、このあたりから一般にいう浮世絵画家とは違った摺物挿絵肉筆画などを手がかける活動をしていくことになります。

それが宗理と名乗った時期ですね。

そして宗理期を経て「北斎」へ。

北斎というのは北斗七星が由来となっていたそうですが、知りませんでした。

この時期は本の挿絵に注力し、女性像も艶っぽい色気のある画風へと変わっていきます。

 

 

 

その後、展示は戴斗期を経て為一期、そして晩年となる画狂老人卍期へ。

為一期ではもちろん、もっとも有名な神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)を含む富嶽三十六景を見ることができます。富嶽って富士山のことだったんですね。

 

北斎

誰もが見たことがあるでしょうね

入館から出口まで、流れに沿って回っていけば1時間前後で回りきれると思います。私は2時間半くらいかかってしまいました・・・。おもしろかった。

 

 

 

 

全体を通して、今回は一言で言うと「尻上がり」な展示会でした。

 

私は後半に行けばいくほど展示されている作品が情熱的になり見た者の心境に訴えかけてくる気がしました。

ただそれは展示の順番を画策した結果とかそういう意味ではなく、葛飾北斎という人物の生涯がそうだったからのように思えます。

 

会場の出口が見えてくる最後の最後まで、作品がどんどんと若々しくなっていくことにびっくりしたんです。

最終展示品の弘法大師修法図に至っては北斎が90歳の時の作品になるのに、です。

 

 

海外の画家もそうですが、著名な人ほど若年期からさまざまなタッチ、技法を試し本当に技術の幅の広さがうかがえます。

 

もちろん北斎もそうです。

 

それこそ当時で言う「漫画」に挑戦したり、版画で有名になったかと思えば肉筆画を書き始めたりと、画風も技法も時代~時代でどんどんかわっていきます。

 

北斎展

 

そうして晩年こそ、その人物が「たどりついた境地」のようなものが作品に表れる気がしていたのですが北斎に至っては全然違う印象を受けました。

 

 

それこそ、まだまだ挑戦したいこと、試したいことが山積みで寿命がたりないかのような若々しく猛々しい作品。迫力。

かと思えば、版画ではなく肉筆画でないと表せないような草木や雲の繊細なさま

向上心というありきたりな言葉ではとても表しきれないような、表現への飢えがもたらした筆跡がそこにはあったような気がします。

 

 

 

さて、美術を言葉で語るのはこの辺が限界ですので、あとは会場で楽しんでみてください。

 

最後に、北斎晩年の言葉を一つ。

 

 

あと10年、いや5年命が保てば真正の画工になれたのに

 

 

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