ビュールレ展はサブタイトル通りほんとに「至上の印象派展」だったと思う。

buhrle ビュールレ

ビュールレ展はサブタイトル通りほんとに「至上の印象派展」だったと思う。

衝撃でした。

絵画展としてあれだけ質の高い作品が一堂に会するのは

さすがビュールレ。贅沢すぎる。

こんばんは、Hiroriです。

東京に住んでいるからには行かないわけにはいかないビュールレ展

国立新美術館

乃木坂駅の出口から直結

場所は六本木駅か、乃木坂駅から徒歩。

個人的には乃木坂駅のあの直結した感じが大好きなので、

国立新美術館にいくときはいつも乃木坂駅からです。

天気がいいと、緑に囲まれた感じが都内っぽくなくて

気持ちがいい、写真な感じです。

まずは美術館についたらロッカーへ。国立新美術館の展示会場はかなり広く、作品によっては見るのに何時間もかかったりするので荷物のロッカーへの預け入れは必須ですよ。

更に私は入口での音声案内も必ずレンタルするタイプです。(540円)

さて、準備ができたらいよいよ入館ですが、

この日は平日ということもあり

これだけ話題の絵画展にしては全然混んでいません。

ミュシャのときくらい、下手すると上野の若冲並みに混むかなぁと思っていましたがどの作品を見るのにも並ぶほどではなかったです。お昼の12時くらいという時間もよかったのかもしれないですね。

入るとまず、今回の展示の主旨、説明があります。

これはどの絵画展もだいたい同じですね。

今回はビュールレコレクション

これは、スイスの実業家エミール・ゲオルク・ビュールレが所蔵する近代ヨーロッパ絵画のコレクションを紹介する展示会です。

ビュールレは画家の名前ではないんですね、コレクターってことです。

今回展示されている作品はE.G.ビュールレ・コレクション財団として作品を所蔵している様です、ご本人は亡くなっているので。これを今回日本で公開となったわけです。

当たり前ですがほとんどの作品が写真がとれなかったので、

もうぜひ行ってくれとしか言い様がないです。

そもそも、絵画って写真でみても全くといっていいほど意味ないですけどね。

今回は過去スイス国外に一度も出たことのないモネの「睡蓮」も見られます。これだけは撮影可能でした。

モネ 睡蓮

モネの睡蓮

ダメですね。写真だと何も伝わらないです。

高さが2メートル、幅が4メートルある作品なのでかなり大きいです。

モネ 睡蓮

これは展示会の一番最後に飾ってあります

このほかにもいくつか目玉となる作品はあったんですが、

はっきりいって印象派が好きな人で今回の展示会に

いってない人は絶対に行くべきです。

これだけの作品が、作者を問わず一か所で展示されることは

相当稀だと思います。

まず入場し、多くの印象派の作品が並ぶ中ゆっくり進んでいるとやはりひと際目をひく

クロード・モネ

「陽をあびるウォータールー橋」

やはり鮮やかさが別格。

名画はところどころ、物理的な絵の具とキャンパスという範疇を超えて霊的なものをまとったような雰囲気の作品がありますね。モネの作品にはそういった要素を感じます。

単純に好みなだけかもしれないですけど。

他にもモネの作品では

「ジヴェルニーのモネの庭」

など、素晴らしい作品がいくつか見ることができます。

私はこの2作は大好きです。

日本で大人気のゴッホももちろん。

名画「日没に種をまく人」もしっかり展示されています。

この作品は日本画の構図を取り入れたことでも有名ですね。

他にもエドガー・ドガマネなど、右も左も贅沢なコレクションの数々。

印象派好きにはたまらない空間。

そして中でも、ひと際人だかりができていたのが

ポール・セザンヌ

「赤いチョッキの少年」

この絵はちょっと特殊で、一見するとこの少年、右手だけが異常に長いんです。

でも絵の構図を考えた上でこういう手段をとったということで説明されていました。

印象派ってこういう部分に限らないんですが、あまり絵画を見ない人からみるとぼんやり描いているだけに見えなくもないと思います。現実とちょっと違うじゃんって。

でも、そもそも人って普段ものを見るときにそんなに全部を凝視するわけじゃないし、雰囲気でとらえることもあるわけで。

そういう意味ではこういった構図を重視した手法やぼんやりした描き方というのは実はすごく現実を忠実に再現しているのではないかなと感じてしまいます。

個人的には印象派は西洋画の中でも私は大好きなんですよね。

そしてその中でも、私が世界中で最も好きな画家

ピエール=オーギュスト・ルノワール

今回の展示会のポスターにもなっている

かわいいイレーヌ」ですね。

ビュールレ・コレクションはパンフレットの表紙にもこの絵を使っています。

そのキャッチコピーは「絵画史上、最強の美少女(センター)」。

buhrle ビュールレ

大事に持って帰ってきてしまった

この絵はほんとに圧巻でした。キャッチコピーも「センター」っていう言葉を使うところが今風でセンスありますね。

期待というハードルは最高まで上がっていたんですが、

絵の前に立つとどんな絵か隅々まで見てやろうという気も失せます。

まるで額縁の内側だけ当時の空間かのような、そこに本当に存在しているかのような感覚。細部までにらむように確認する必要はなく、それでいて見るものにしっかりと印象を与える絵。

何時間でも見ていたい感覚に、おおげさでなく陥りました。でもこういうのはいくら文章にしてもダメですね。

そもそも、だれもうまく言語化できないからこうやって絵が世界中を飛び回るわけですし。

見るだけ、知るだけならgoogleで探せば大体見れますからね。

見にいかれる人はぜひ実物の前に立つというあの独特の印象と存在感に触れてほしいなと思っています。

そのほかにも有名どころでいうとピカソの作品が数点。

ピカソっていうのはすごく不思議な人ですね。年々面白く見えてきます。

最初は大体の人がもつイメージ通り、よくわからない絵だったんですが今回は「イタリアの女」と「花とレモンのある静物」が出展されています。

実は私はバルセロナに行ったときにピカソの美術館を見てきたことがあるんですが、その時は正直そこまで気に入った作品があったわけではなかったです。

でも今回は「花とレモンのある静物」が心地よく、とても面白い作品に感じることができました。

今回の展示会で一番長く眺めていた絵じゃないかな。

「イタリアの女」は、「あぁ、ピカソはイタリアの女が好きじゃないんだな。イタリアの女となんかあったんだな。」って感じです。

これで伝わるでしょうか。

そして最後に、先ほど載せた睡蓮が大きく飾ってあり展示会はそこで終わりといった形です。

ビュールレ・コレクションは見てのとおり「映える」ものが多いのでお土産コーナーは大盛況でした。

buhrle 国立新美術館

はじめてお土産に手をだしてしまった

うーん、美術のレポートって相当難しいですね。

既成の事実だけでよければいくらでも調べてかけますけど、どう感じたかというのはほんとに表現が難しいですね。

まぁそもそも、絵より言葉のほうが幅の広い表現ができて雄弁なのであれば画家は絵を描くなんて方法をとってないかもしれないですしね。

音楽もそうですが、現代では言語化する以外にその時の感情や感想を人に共有するのは難しいし、そもそも同じ感情に浸らないといけないわけではないのでやはり「見てみて」としか言えません。

5月7日までやっているので、これまで絵画を見に行ったことがない人への入口としてもいい展示会じゃないでしょうか。

心の底からオススメです。

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